蓄膿症

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蓄膿症とは

蓄膿症が発症するメカニズムとしては、きっかけとして、風邪などから鼻炎(びえん)が発症し、それが副鼻腔と呼ばれる粘膜の空洞へ広がってしまいます。その症状が長引くうちに、膿(うみ)が副鼻腔の中に溜まってしまったり、副鼻腔の中の粘膜が炎症により肥厚(粘膜が線維の増加などで異常に厚くなってしまう様子)してしまい、慢性的に炎症が続き、蓄膿症(慢性副鼻腔炎)となってしまいます。



稀に神経質な人であれば、蓄膿症の影響により、記憶力が弱まってしまったり、根気がなくなったり、躁鬱(そううつ)が激しくなってしまったりなど、思考や判断などへ影響を及ぼすケースがあります。



蓄膿症の症状としては鼻汁、鼻づまり、鼻腔周辺の痛みがあり、その影響として頭痛であったり、頭が重く感じられたりします。副鼻腔の周囲には様々な器官が存在するために、症状は人によって様々あり、症状の重い軽い以外にも、症状の感じ方には個人差があります。それ以外の蓄膿症の症状としては、臭覚障害が挙げられます。また、鼻の奥が炎症することで、異臭を感じてしまったり、ニオイが判らなくなることがあります。この症状が出るのは蓄膿症の患者のうち10%強と言われています。



蓄膿症(ちくのうしょう)という名前の病気は、辛い辛い鼻の病気のイメージがあると思いますが、一般に言われている蓄膿症は、実は副鼻腔炎(ふくびくうえん)という病気のことです。しかも慢性的な副鼻腔炎のことだけを指して言い、急性の風邪などから発症する副鼻腔炎に対しては当てはまらないので気をつけて使い分けましょう。

蓄膿症と副鼻腔炎の違い

蓄膿症(ちくのうしょう)は鼻の病気として広く知られています。医学的に厳密に言えば蓄膿症というのは、胸腔、子宮、虫垂、髄膜、関節、胆嚢などの別の部位の病気を指しており、それぞれの体の空洞(体腔)に膿が溜まっている状態を指します。鼻の病気として蓄膿症と呼ばれているものは、慢性的な副鼻腔炎(ふくびくうえん)のことだけを示しています。そして、日本人の80%が蓄膿症(副鼻腔炎)の予備軍であると言われているようです。蓄膿症を発症している人だけで毎年1000万人程度と言いますから、風邪だから・花粉症だからと油断は禁物でしょう。



また、胸腔に起こる蓄膿症を膿胸(のうきょう)といい、全身性の外傷や敗血症などが原因となって発熱や胸痛を起こしてしまう病気です。この蓄膿症の治療には外科手術が必要となり、胸を開き、膿を除去したり胸腔を洗浄するなどを行います。一般的には重篤な病気となります。



これ以外にも、子宮に起こる蓄膿症を子宮蓄膿症(しきゅうちくのうしょう)といい、子宮腔内に膿が溜まってしてしまい、それが排出されない状態を言います。主に犬や牛に発症する病気です。虫垂に起こる蓄膿症を虫垂炎(ちゅうすいえん)といい、虫垂に炎症が起こってしまっている状態を言います。盲腸から出ている器官であるため、昔は盲腸の疾患と勘違いされていた時代もあるそうです。これらの蓄膿症は、化膿性炎症により膿で満たされた空洞が新しく形成される膿瘍(のうよう)とは別の症状として区別されているようです。


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